果物の手引き
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すいか

すいかは夏を代表する果物で、30センチほどもある大きなものから、最近では小ぶりなものまで出回っています。暑い時に、甘くて瑞々しいすいかは、大人にも子どもにも、とても好かれています。大きなすいかを割って、家族みんなで食べるのも夏の楽しみです。

すいかを美味しく食べるには

持ってみて、どっしりと重く、ヘタの切り口が瑞々しく、その周りが少し盛り上がっているものを選びましょう。軽くたたいた時に、ぽんぽんと高い音がするすいかは食べごろです。ポコポコと低い音がするものは少し熟し過ぎています。カットされたすいかを選ぶなら、果肉が赤くきれいで、黒い種が多いものを選びましょう。

すいかに含まれる栄養

すいかは、その大きい丸い体のほとんどが水分で、夏に水分やエネルギーを補給するのに役立ち、甘味もさっぱりとしています。すいかには利尿効果もあり、体内の老廃物の排出を促し、妊娠中の女性のむくみの改善にも効果があるそうです。ビタミンA、ビタミンC、カリウムなどの栄養も豊富で、栄養は果肉より皮の部分に多く含まれ、すいかの皮を煎じて薬として使用していた時代もあるそうです。

ビタミンA

ビタミンAは目の働きを良くし、疲れ目を改善する効果があるため、パソコンなどで目を酷使する傾向のある方や、目を使う細かい趣味などをする方にはオススメです。さらに視力を正常に保ったり、目の病気を予防したり、目の健康にはさまざまな効果が見られます。皮膚や粘膜などの抵抗力を強めたり、風邪などの感染症を予防したり、またリンパ細胞の働きを高めガンを抑える効果もあると言われています。逆に、ビタミンAの不足は、ストレス性潰瘍、生殖機能の低下、粘膜上皮の角化などの影響があります。

ビタミンC

ビタミンCは、活性酸素の働きを抑えたり、さらに減少させる抗酸化作用があり、生活習慣病を予防したり、免疫力を強める効果もあるそうです。鉄分の吸収を促進し、貧血予防にも役立ちます。メラニンの生成を抑え、美しく若々しい肌を保ち、そばかすの予防にも役立ちます。

カリウム

カリウムは、取りすぎの塩分(ナトリウム)の排出を促進する作用があり、高血圧を抑える効果があります。また、疲れが溜まるのを抑える効果もあります。

すいかの種類

ビーチボールのように大きな丸い緑色の球体に、黒い縦縞の模様、切ると真っ赤な実が詰まったすいかですが、ちょっと変わったものも含め、すいかの種類を紹介します。

種類 特徴
大玉すいか 日本で普通に流通しているすいかです。果肉は、真っ赤なものから、白みがかった赤まであります。種は小さく、甘味も強く、シャリシャリした食感です。
小玉すいか 果肉の色・縞模様・形は普通のすいかと変わらず、ただ小さくて、1.5~2kg程度で、皮は割れやすく、甘味が強く美味しいすいかです。
黄肉すいか 目にしたこともあると思いますが、切ってみると果肉が黄色いすいかです。味は普通のすいかに比べ、上品で淡白な風味があります。
黒皮すいか 東南アジアで見られるすいかで、日本ではあまり栽培していません。果肉が赤い品種と種がない品種が知られています。
黄皮すいか 黄肉すいかと逆に、皮が黄色いすいかで、縞模様も黒くはありません。普通のすいかと同じく、果肉は赤く、栽培している農家も非常に少ない品種です。
その他 こうしたすいか以外にもちょっと変わったすいかがあります。丸いすいかではなく、四角いすいかや三角のすいかが存在します。値段もかなり高く、風変わりなすいかです。
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