メロンは甘くて柔らかく、香りが良い果物で、多くの人に好まれています。長い間、高価な果物とされてきましたが、最近では手頃な値段で売られるものもあるようです。そのため、最近では割合と日常的に食べられるようになってきました。メロンはウリ科の果物で、ウリのような食感が苦手な人もいますが、良く熟した柔らかく甘いメロンなら、美味しく食べることができるでしょう。

メロンは実がやわらかく熟しやすいため、売られているメロンは、まだ食べるには早いものもあります。傷や筋がなく、きれいな丸い形をして、張りがある物を選ぶと良いです。持ち上げて重いと感ずるメロンは、実が詰まっています。また、網目（ネット）を見ることも大事で、網目が均一にできて、くっきりと盛り上がっているものを選びましょう。買ってきてから室温で熟してくるのを待ち、青みがなくなり黄色っぽくなってきたら食べごろです。数時間冷蔵庫で冷やすと、美味しく食べられます。

メロンに豊富に含まれる、ビタミン・食物繊維・ギャバなどは、腸の働きを活発にするほか、ガンや高血圧などの予防にも効果があるそうです。また夕張メロンなどの、甘くて赤い果肉には、カロチンが多く含まれています。カロチンは、目の疲労回復や、肌を癒してくれる効果があるそうです。

北アフリカ原産で、数多くの品種があるのですが、日本で栽培されている種類の、主な品種について、網目があるメロンと、網目のないメロンに分けて紹介します。